最新更新日:2010/04/22
2010/04/22:| Web
私的「ペルソナ」の解釈的な何か...
大変間があいてしまいましたね。
そんな僕でも、クライアントさんには「更新は大切です」と言い続けます(苦笑)。
さて、本題。
Webサイトの打ち合わせをしていて、たまにユーザーがそのWebサイトをどう使うかをシミュレーションをしたりします。
「えーと、営業部の部長(50歳)が、取引先の偉い人から電話をもらって...」というところから、「係長(32歳くらい)がその部長に呼ばれて、『インターネットで○○調べてくれ』と言われて...」となって、「『○○』というキーワード検索の結果このWebサイトが表示されて、部長にプリントアウトして持っていって...」といった感じで...。
その結果、どんなコンテンツがどのくらいの分量で必要かということだったり、Webサイト以外に他の媒体は必要がどうかなんてことを検討します。
自分たちの都合のいいようになってしまう場合もあるんですが、打ち合わせなどが煮詰まってきた時にはなかなかいい方法だったりします。
これ、難しくというか専門的な言葉でいえば「ペルソナ」ってヤツです。
企業が提供する製品・サービスにとって、最も重要で象徴的なユーザモデルを作って、いろんな企画を考えていくマーケティングの手法です。
そのモデルに性別、年齢、職業、家族構成、趣味、出身地...などなどの情報を加味し、かなり具体的なユーザー像を作成します。
そのモデルに対して、どういった媒体でどういった情報が載っていれば、どのような反応をするかを検討し、戦略を練っていくことになります。
なかなかクライアントへの説明がうまくいかなかった時に、「刑事ドラマのプロファイリングの逆です」と苦し紛れに説明したら、意外にご理解をいただいたことがあったんですが、プロファイリングは「この行動を起こすのはこんな人」という感じで、ペルソナは「こんな人にこの行動を起こしてほしい」という風にご理解いただいたんではないかと...。
まあ、「それは違うよ」というご意見もあるかと思いますが、僕もそんな感じで理解しています。
で、上記シミュレーションは、「ペルソナ」って言うと小難しいので、まあそんなに硬く考えず気楽にやってみましょうという感じのモノ。まあ「なんちゃってペルソナ」です(なんか言い方が古い...)。
やってる姿はかなり変ですが、結構役に立ったりします。特にクライアントへの説得には...。
「なんちゃってペルソナ」
例えば、クライアントは自社サイトを作る時に、いっぱい情報を載せたいものです。それはこれまでも書いてきました。
ユーザーにもいろんなタイプがありますが、そのサイトをパッと見てパッと内容がわからなければ、すぐ違うサイトに行ってしまうユーザーは割と多いです。
だから、山ほど情報を載せるのではなく、情報を絞り込んで載せた方がいいと説明することが多々あります。
でも、「いい情報だから」とか、「じっくり読んでもらえればわかる」といった感じで、なかなかご理解いただけないことも多いんです。
確かに情報を充実させた方がいいコンテンツもありますが、トップページから情報山盛りで、必要な情報を深いところまでさがさないといけないとなれば、そのサイトを良いサイトとはなかなか思ってもらえません。
そんな時は「なんちゃってペルソナ」。
「...で、その係長がこのページをプリントアウトして、上司である部長に報告のため持っていきますよね。これだけの内容が載ってるページですから、A4で10枚くらいですかね? それを上司に見せたらどうなりますかね...? その枚数部長読みますかね?」という感じ...。「なるほど。だったらこのページの情報量は減らした方がいいね」となるわけです。
文章で書くとかなり情報操作的な感じもしますが(苦笑)、この場合できる限り一般的な感じで話を進めなければいけません。
制作側は外部からの客観的な意見としてご理解いただこうと説明をするわけですから、決してこちらの利益のための情報操作はいけないということです。
また、コツとしては先方の了解を得ながら進めることも必要です。
「こうなったらどうしますかね? なるほどプリントアウトですか。そうですね、すべての会社が一人一人にPCがある訳ではないですからね。」なんて進めていく感じでしょうか?
新規構築でもリニューアルでも、できた先のことは想像するしかありません。
これまでの傾向や世の中の流れ的な情報を集めて、数値的な裏付けはある程度ならとれるかもしれませんが、「絶対」とは言い切れない場合も多いでしょう。
この「なんちゃってペルソナ」は、客観的な制作側の意見や一般論など想像するしかないことに関して、それなりの説得力を作るためのものというところでしょうか?
「なんちゃっては困る」という場合は、しっかりしたペルソナデザインの専門家にご依頼いただくとして、細々した点を決めるにあたって、ある程度の客観的な視点が欲しい場合は、まずは軽い気持ちでお試しいただいてもと思います。
堅苦しい会議ではなかなかできないんですけどね...。
タグ:ユーザビリティ
2010年4月22日 12:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | Web
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